結論から言いますと、せどりにおいて中古家電を扱って大きく利益を伸ばすことは可能です。なのでこの記事では、正しい中古家電リサーチの方法について解説していきますね。
「利益率が低くてお金が残らない…」「新品はライバルが多くて疲弊する…」そんな風にお考えの方も多いと思いますし、僕も全く同じ悩みを抱えていました。しかも中古家電は新品よりも複雑なので、正しいリサーチ方法が身に付いていないと、時間を無駄にした感がハンパじゃない…
しかし、せどりで初めて50万円以上を稼げた時は、中古家電にこれでもかというくらいにお世話になりました。「神様仏様中古家電様」と唱えてもいいくらいです。専業になりたてでしたが、利益率が高いせいかお金の流れもすごく良かった。
その経験をフルに使い、仕入れる手順と考え方などもシェアさせてください。参考になれば嬉しいです。
中古家電せどりの仕入れ基準

中古家電は仕入れが複雑と言われていますが、基準を決めていけばそこまで難しいモノではありません。以下を参考に、ご自身の仕入れ基準を決めていきましょう。
付属品の考え方
新品商品であれば気にすることはありませんが、中古商品だと「付属品」が複雑な場合がありますよね。仕入れをしてみてから、『付属品が足りない!汗』と慌てた夜も何度もありました。それに加えて、細部まで確認をしすぎても時間がかかりすぎます。
シンプルに使用の際に絶対に必要かどうかで判断しましょう。
例えばテレビを扱う場合なら、B-CASカードが絶対に必要です。それがないと各局の番組を見るコトができないので。なくてもいいのかな~と甘い考えで仕入れてみた商品は見事に返品になりました。涙
購入者様のためにも、使用の際に絶対に必要な付属品があるかどうかも、仕入れ判断にいれてみてくださいね。
売れた証拠の数
基本的にはAmazonを使って商品を販売していきます。Amazonで販売されている商品は「モノレート」と呼ばれる無料サイトを使うことで、売れ行きが確認できるのです。
モノレートを見た上で売れると分かっている商品を仕入れるのですが、中古家電の場合は過去の販売履歴が最低3回は必要だと思っています。それが仕入れ基準になります。
これは僕の経験則による部分が大きいのですが、売れた証拠が3つ以上無い中古品はなかなか売れていきません。売れた証拠が少ないとむしろ、積極的に不良在庫を抱えにいっているようなものでした。
過去に売れた証拠を最低でも3つ以上確認してから、仕入れに踏み切っていきましょう。
最安値⇒王様価格
中古商品の場合は、コンディションによって販売値がバラバラです。商品が売れていく適切価格のことを「相場」と呼びますが、中古の場合はそれがあってないようなもの。なかなか正解を掴ませてくれません。
なのでまずは、最安値で販売することを基本として仕入れてみてください。
最安値での販売を繰り返していくと、ライバルがいない商品を王様価格で販売していけるようになっていきます。仕入れ値を上げすぎないことも、仮に売れ残った場合のリスクヘッジになるので、オススメです。
中古家電のリサーチ方法
実際に中古家電のリサーチ方法も見ていきましょう。リサイクルショップなどで仕入れることもアリですが、基本はネット完結で取り組んでいます。在宅でもできるよう、その流れをご説明しますね。
基本はヤフオクを攻める
基本はヤフオクを攻めていきます。膨大な数の中古家電が眠っているからですね。
カテゴリで絞って、入札の多い順に並べ替えて、Amazonとの価格差を見極めていく。価格差があるものはウォッチリストに入れて、ある程度貯まったらコンディションなどを精査し、入札していく。それを繰り返していくだけです。
ヤフオクリサーチの基本的な流れは以下の記事に詳しくまとめてみたので、よろしければご覧になってみてください。
参考:ヤフオク落札のコツ7箇条|テッパンで暴利商品を仕入れする㊙入札術
メルカリへ派生する
メルカリへ派生することがリサーチのポイントです。
ヤフオクで入札順に並び替えて、需要のある商品を探していきます。まずは商品名や型番といったキーワードを見つけましょう。

ここでは「XD-Y9800」というキーワードが見つかりました。Amazonで値段を見てみると、19,800円となっていて売れているようです。


見つけたキーワードを、メルカリで再度リサーチしてみましょう。メルカリは手軽に買うことができて仕入れもしやすいですが、キーワードがあるとより一層効率的なリサーチができます。

かなり状態の良い中古品が8,888円で販売されていたので、即購入です。
19,800円で販売すると、利益率は33%以上・利益額7000円弱と、嬉しい利益が取れましたね。さらにこのキーワードをフリマウォッチに登録しておけば、今後はいつでも仕入れができるようになります。

需要がある商品のキーワードをヤフオクで見つけて、メルカリに派生して再度リサーチをしていく。商品があればアラート登録を済ませて仕入れを効率化していく。これが基本の流れとなるので、ぜひ、トライしてみてくださいね。
出品者をフォローする
中古家電をリサーチしていくなかで、利益の取れる商品が見つかった場合は、出品者をフォローしておきましょう。また同じような相場観で出品をしてくれる可能性もあれば、中古家電を扱っている業者さんかもしれません。

このフォローリストも、リサーチを効率化する上ではけっこう大切なので、ぜひ、活用してみてください。
参考:中古家電せどりのリストは資産になる|無限に仕入れができるリピート法
中古家電オススメジャンル
中古家電せどりにおけるリサーチでは、ほぼどのジャンルでも利益が取れると思います。しかし、例えばプリンターは輸送中にダメになってしまう場合も多く、返品も多いです。
利益も取れるかつ、返品率も下げるという意味で、個人的オススメジャンルをお伝えさせてください。
キッチン家電
キッチン家電はそもそも頑丈に開発されている場合が多く、機能的にも数年使えるものがほとんどです。自宅のレンジなんかも10年使っていたりします(笑)なので付属品の見極めをしっかりしていけば、返品率も大幅に下げることが可能になります。
僕自身も中古家電せどりを始めて50万円以上を稼いだ時、大半の商品が中古の炊飯器でした。この話をすると、本当に?といつも言われます。
一体、誰が使うのだろう?とも思っていましたが、けっこう売れているんですよね。
美容家電
美容家電は高価なものが多いので、割と大切に使われています。これはハイブランドの商品を丁寧に扱う理論と似ていますね。
特に近年は「お家でエステ」がコンセプトになっていて、機能も素晴らしいです。新品だと高価すぎて…とお考えの方が中古品を購入するので、よく売れていきます。
そしてお試しで中古品を使っていた方が「機能がいいからやっぱり新品も買ってみよう」となって、メルカリやヤフオクで中古品を安く手放すのです。
それを安く仕入れて、Amazonにて適正価格で販売する、という流れができていますよね。
映像機器
テレビ、オススメです。多少サイズもあるのであまりやりたがらない人が多いので(笑)
SHARPの亀山工場に始まり、海外メーカーの参入などで、映像の鮮明度などのスペック部分は本当に飽和していますよね。中古品でもかなりの機能的価値があるので、よく売れていきます。安定的に利益が取れていくイメージです。
炊飯器の次によく扱っていたので、こちらも中古家電の中ではおススメのジャンルだといえるでしょう。
最後に
中古家電せどりの正しいリサーチ方法をマスターすれば、稼ぎ続けることが可能になります。毎年のように新しい家電は開発されて販売されていくので、その分中古品も生まれていきますよね。半永久的に稼ぐことができるなと感じています。
一時期は「中古品なんてめんどくさい…」と考えていた自分もいましたが、今となってはなんて失礼な発言だったんだと思います(笑)
とはいえ手間がかかることは事実なので、まずは正しいリサーチ方法を身につけていってくださいね。自分が成果を出して、今でも行っているリサーチ方法なので、お役に立てれば嬉しいです。
手間がかかる検品に関しても、時短できる方法をまとめた記事があるので、合わせてご覧になってみてください。
参考:中古家電せどりの検品方法【超時短】この5ステップだけあればイイ