転売の資金繰りに関して、この7つのメソッドを守っておけば特に心配いりません。お金を手元に残していくことができるでしょう。
実は資金繰りにがうまくいかなくて「利益は出ているけれど手元にお金が無い…」という状況の人って、結構多いです。それだと稼げている実感もしにくいですよね。
僕も資金繰りにはとにかく弱くて、苦労しました。
それでも今では独立して3年目です。それはお金が残っていかないと不可能なんですよね。この記事では実体験をもとに「物販の資金繰りで困らない7つのメソッド」を紹介していきますので、参考になれば嬉しいです。
物販の資金繰りで困る人の特徴

大前提として、物販の資金繰りで困る人には特徴があります。
ビジネスの世界においては「うまくいかないのは全て自分のせい」なので、もし当てはまっている場合は、今から一緒に変えていきましょう。
商品管理ができていない
商品管理、できていますか?
物販ビジネスでは、クレジットカードを使って仕入れをしていくこともありますよね。
ということは引き落としがかかるわけですが、そのタイミングと金額はしっかり把握できていますか?
商品を仕入れた日・仕入れに使ったカード・そのカードの引き落とし日
少なくともこれは把握しておきましょう。
『この商品はいつまでに現金化するのか』これが商品管理の基本でもありますので。
入金サイクルを把握していない
販売先の入金サイクルは把握できていますか?
Amazonで売る場合、ヤフーショッピングで売る場合、楽天で売る場合。
プラットフォームごとに入金日は変わってきますよね。ヤフオクで売る場合もメルカリで売る場合もそうです。
商品が売れて現金化される
→入金サイクル通りに入金される
→引き落としがかかる
入金サイクルから逆算して、口座にお金がある状態を創る。そうしないと、当たり前に資金ショートしていきます。
損切ができない
もしもの時の為に、赤字販売をすることは視野に入っていますか?
せめて仕入れ値と同等で販売できるような下調べはしておきましょう。転売ビジネスで大きく成功している人(年商数億)が言うには、
損切ができない人は失敗する
とのことです。急に他の出品者が増えて値段が下がった場合や返品があった場合は特に、多現金かを急ぎましょう。
仕入れ値が1万円だった場合、「今売ると1000円の赤字か…嫌だな…」という肝とも分かります。しかし、売らなければ10,000円赤字の状態と変わらないので、販促品だと思って売りぬいていきましょう。
トータルで黒字になればOKなので。
資金繰りで困らないための7つのメソッド

資金繰りで困る人の特徴に一つでも当てはまっている人は、気を付けていきましょう。
この章では、資金繰りに困らないための7つのメソッドを書いていきますね。
販売の為の仕入れを行う
当たり前のことを言ってすみません。笑
基本的には売れる商品を仕入れていくので問題無いと思うのですが、「まずは仕入れを終わらせないと」と考えてしまい、仕入れのための仕入れになってしまうことがあります。
僕自身も仕入れ目標を追うばかりに、『これもなんとなくだけど売れそうだな!仕入れよう!』となり、全く売れていかない商品を仕入れたことも数知れずありました。
どう考えても資金繰りを圧迫するので、仕入れのための仕入れにならないように気をつけましょう。
Amazon販売ならkeepaの売れ行きから予測できますし、メルカリやヤフオクなら過去の落札相場から売れ行きが予測できます。
「売れると思う根拠」を大事にして、仕入れに進みましょう!
仕入れ日を守る
クレジットカードを使って仕入れをする場合に、仕入れ日を守ることも重要です。
月の前半に使うカードと、月後半に使うカードは分けていますか?
仮に楽天カードを使って仕入れをするなら、どんなに長く使っても毎月15日まででしょう。
資金繰りを最長で回す
月末に締まるカードなので、締め日から最も遠いところで使うようにしましょう。余裕を持って仕入れを行うことで、販売期間も販売機会もできるだけ多く手にしていきましょう。
例えば楽天カードを仕入れに利用する場合。楽天カードの締め日は「月末」で、支払日は「翌月27日」となります。
つまり、6月1日に仕入れの決済をしたものが、7月27日に引き落としとなります。およそ57日間の猶予がありますね。
逆に6月30日に楽天カードで仕入れの決済をすると、引き落としの7月27日まで「たった27日間」しか時間がありません。急いで商品を現金化しないといけないんです。
また、航空系のカードだと「JALカード」「ANAカード」がありますが、いずれも「15日締め」の「翌月10日払い」です。
6月16日に仕入れの決済をしたものは、8月10日に引き落としがかかるので、現金化までは55日ほどの猶予があります。
これが6月14日に決済すると、7月10日の引き落としとなり、25日しか時間がありません。
なので、クレジットカードごとの締め日と引き落とし日を把握して、決済に使うタイミングは守っていきましょう。
末締めのカードなら「1日〜10日」くらいまで仕入れに使う。
15日締めのカードなら「16日〜25日」くらいまで仕入れに使う。
クレジットカードを有効に使い、『なるべく最長期間で資金繰りを回す』という点は守ってみてくださいね。
必ず現金化する
仕入れた商品は必ず現金化してください。これも当たり前のことを言ってしまっていますが。笑
物販ビジネスに取り組んでいる人のお金は、在庫だからです。
希望的観測から「まだ売れてないけどいつか売れるからいいか~」という発想が資金繰りを圧迫させます。
定期的に商品管理を行い、売れ残っている商品が無いか確認しましょう。そしてそれを必ず現金化する。Amazonでなかなか売れないのであれば、ヤフオクにオークションで出品して売り切る。
入札が入れば現金化はほぼ確定なので、月に1回でも行うといいかもしれません。
入金サイクルから逆算する
「入金サイクルを把握していないと大変なことになる」ともお伝えしました。
例えばAmazonを使って販売をしていくのであれば、古いアカウントだと入金は2週間に一回です。口座に着金するまでにはもう少しかかります。それであれば、
引き落とし日の3週間前までには必ず売り切っておく
等のルールを決めて、実際の口座に入る日を想定しておきましょう。
ビジネス用の口座を使う
副業から始める方が大半だと思いますが、プライベートに使う銀行口座と、売り上げが入金される口座は分けた方がいいでしょう。
仕入れに使うカードはビジネス用の口座から引き落としがかかるようにして、見えやすくした方が混乱しませよね。
これも必ずコンサル生の方には伝えていますが、資金管理は混乱しないことも重要です。
口座を分けることで明瞭会計となるので、資金繰りにかける時間の短縮にもつながっていきます。
回転率を守る
「回転率」ってご存知でしょうか?
物販では商品が売れていくことを『回転していく』と表現することがありますよね。
一応僕は、
当月に仕入れた商品がどのくらい販売されているかの割合
と定義づけています。
例えば今月仕入れた商品が100個だとして、仕入れた月に70個が売れていったとします。
その場合の回転率は70%というわけです。当月の回転率が最低でも60%以上でないと、資金繰りを圧迫していきますね。
商品が売れていっているかの、一つの指標としてみてください。
利益率を上げる
資金繰りを楽にするには、利益率を上げる必要があります。
例えば1つ10,000円の商品を10個仕入れた場合、仕入れ値は10万円。それを利益率10%で販売する場合と、30%で販売する場合は大きく変わってきます。
利益率10%の場合は商品を9個売ったとしても99,000円(1個11,000)にしかなりません。仕入れ値は10万円なので、赤字ですよね。
それに対して利益率30%の場合は、8個売った段階で104,000円(1個13,000円)となり、仕入れを回収できています。その上、残りの2個は1円で売っても利益になるので、余裕を持って販売できますよね。
こうするとせわしくない上に、お金がちゃんと残っていきます。利益率を上げていくことはもはや至上命題と言えるのです。
資金繰りが改善できた未来

僕も資金繰りにはかなり苦労しました。。物販を続けても利益が出ないあの毎日は本当にツラかった。笑
でもそれは自分が資金繰りに対して必要な行動をしていなかっただけなので、それに気づけてからはすぐに改善されました。
ここでは資金繰りを改善することで手にした未来のハナシもさせてください。
精神的余裕が持てる
これが本当に大きいです。
商品がちゃんと売れていきさえすれば、現金はちゃんと回っていくので、失敗するわけがないんですよね。その安心感ったらない。
クレジットカードの支払いにおびえることもなければ、「稼ぐために転売をやっているのにお金がなくて不安」みたいな感情はなくなっていきます。
思えば実生活をしていてお金に苦労していたのも、資金繰りを知らなかったからだなと気づきました。笑
心おきなく、稼ぐことができています。
口座にお金が残る
物販をしていて、実は口座にお金が残らないって方、結構いるのではないでしょうか?
僕の場合は利益がそのまま着金されると考えていたので、物販で稼げるなんてウソじゃん!くらいに勘違いをしていたのです。笑
物販で最もお金が残るのは、在庫が限りなく0に近い状態を創れた時ですよね。そう考えると、上記の7つのメソッド通りにやっていけば、余るほどのお金が入金されてきます。
物販で稼いだ実感を得れていない人ほど、実は資金繰りについて知らなかったり、疎かにしています。資金繰りを改善して、しっかりと口座残高を増やしていきましょう。
物販するなら資金繰りを理解しよう
物販をするなら、資金繰りへの理解は必須となります。
と言っても考えすぎる必要は全くないです。ミスチルの言葉を借りれば「難しく考え出すと 結局全てが嫌になって」ですから、まずはこの記事の7つのメソッドを実践してみてください。
結局のところ、物販を辞めていってしまう人はこれが分かっていなくて、結果、実生活でも借金を抱えてしまったりします。
資金繰りを理解することは人生レベルで大きなメリットとなりますので、ぜひ、参考にしていただければ。
参考:物販が大変だという情報に流される人が何をしても稼げない理由